他責にすることなく責任を持って事に当たってほしい
親の価値観での生き方から新たな自分らしい生き方に移行したすばらしい事例を紹介します。医療関係の仕事をされる30歳代男性Nさんです。
すべてが人に振り回され、「なんだか人生うまくいっていないな」と思う日々
『私は、昨年まで大手病院に勤める理学療法士でした。今は独立した整体院を営んでいます。
「真面目がとりえで、人のために尽くしたい、でも何かみんなと足並みをそろえることができない…」そんな、「すべてが人に振り回され他責にしてイライラしている。なんだか人生うまくいっていないな」と思う日々の中、ご縁があって田路さんのセミナーを受講させていただく運びとなりました。
セミナーの中で、ありのままを受け入れる方法を学び、実践しました。最初はうまくいきませんでしたが、次第に自分のありのままを受け入れるようになってきました。
最大の変化は、両親から受け継いだ価値観、もしくは縛りともいうべきものを背負い、無意識のままに生きていたことに気づかせてもらいました。簡単に言うと、“親を喜ばせる、満足させるための息子を演じ続ける人生”です。
「両親から受け継いだものを、いったん手放しましょう」
田路さんのセミナーを受講し、しばらくしてから言われたのがこの言葉でした。
手放しを目的としたセミナーが始まりだと、“私の中のもう一人のわたし”に問いかけるように質問・ワークが続きます。そして、その一つ一つが私にとって、あつらえられたもののようでした。そんな数々の質問の中から、
「人と視点が違う自分がいい」という価値観と「母がどう思うか・母からの承認が目的の人生」という依存が浮き彫りになりました。
あらためて浮き彫りとなったことで、今まで生きてきた中での出来事が走馬灯のように頭の中を巡り、紡ぎあわさりました。この二つが、私のすべての行動指針となっていたのです。
そしてもう一点、田路さんがのろいと言われていた意味もわかりました。この価値観と依存が、おそろしいことに、オートマチック、無意識に判断し行動へと導かれるという事だったのです。「足並みをそろえられない自分」「真面目な自分」「そして「尽くしたい自分」がいる理由に、気づけました。
今、無意識で判断をすることが無くなったため、いろんな考えの人がいることをより理解できるようになり、そして両親をひとりの個として接することができるようになりました。人との距離が、近くなったと思います。
そして、2015年1月に独立した整体院「おはなし庵」は、私の長年の想いを形にして、多くの方の心と体の解放のお手伝いが出来ていることが最高の喜びです。出会いが大きく広がってたくさんの気づきと感動があります。
これから、本当のわたしの人生がはじまります。毎日、毎日が楽しみです。』