会社の方針を理解し、自分で考え行動し成果を上げてほしい
ここに親から来る価値観の縛りに気づいて、本来の人として親が見えた時に、ライフスタイルが大きく変容し、経営陣としての彼の考え方が深まり、職場が変わった私どものクライエントの体験談があります。
自分のスタイルがわかり、喜びスイッチが入りました。すると長年、自分の中で葛藤のあった父との関係が変わり、自分の家族も激変!そして、職場が全体を見られるようになりました H・S様(32歳)
幼いころ、仕事に多忙な父に「愛して欲しかった。抱きしめて欲しかった。もっと遊んで欲しかった」。その欠乏感から、自分は子どもに対して必死に愛情をかけようとしていたようです。
しかし、それは、条件付けの愛情だと気付きました。子どもの評価=自分の評価とし、自分の心の寂しさを子どもによって埋めていたことに気付き、涙が止まりませんでした。その時、子どもに対して、存在してくれるだけで感謝と思えるようになりました。
申し訳ない気持ちでいっぱいになり、愛おしい気持ちが溢れ出てきました。自分の親父の愛も感じ、自分の生き方が大きく変わりました。妻に対して腹立つこともなくなり、感謝が生まれてきました。息子の異常なかんしゃくがなくなり、爪噛みが治り、爪が生えてきました。また、妻から「あなた変わったね。ありがとう」と言ってくれるようになりました。
先日両親と兄と食事した際に、父に対しての思い、自分が誤解していた心の状況を伝え、自分も息子に同じようにしていたことを伝えました。私は、自然に涙があふれました。父は本当に優しい笑顔で私を見てくれていました。父の柔和な顔を見て、父もまっすぐで、素直な人だったのだということにも初めて気付かされました。その場は涙、涙で大きな親子の素敵な和解の時になりました。
そして、今一つ空回りの多かった仕事のビジョンが明確になり、主体的に関われるようになり、毎日のように仲間のスタッフの成長への影響、職場改革に取り組み、施設の子ども達の変化が嬉しくて、今は、本当に仕事も家庭も充実して幸せです。
ライフスタイルがはっきりすると、親子関係が劇的に変化する
ライフスタイルがはっきりすると、不思議に親子関係が劇的に変化するのです。自分の在り方が見えると親も一個の人として見え始めるのです。その葛藤の原因が外れ、新たな親子関係が生まれ、仕事でも自分の承認を求める内向きな生き方でなく、全体を俯瞰して適切な自分の仕事の仕方が見えるようです。
その結果、他者とのいい距離感が生まれ、コミュニケーションが格段に変わったのです。今は、子供たちの未来のために様々な改革にチャレンジされています。